目次:
1.味覚とは
2.五味と化学物質
3.辛味と渋味について
4.新しい味
5.遺伝・感情・身体と味覚の関係
1. 味覚とは
味覚とは、人間が舌で感じることのできる感覚のことであり、基本的には五種類の味「五味」で表現され、甘味・苦味・酸味・塩味・うま味のことを指します。
2. 五味と化学物質
甘味は、食べ物の中の「糖」を舌が感じ取ったときに神経から脳に伝わります。
同様に苦味は「アルカロイドなど主に人体にとって有害なもの(もちろん例外もたくさんあります!)」、酸味は「酢などの酸」、塩味は「塩(えん、ミネラル分)」、うま味は「アミノ酸、グルタミン酸などのタンパク質」に準じます。
3. 辛味と渋味について
辛味や渋味についても「味」とはついていますが、これらは痛みや温度等による要素を多く含むために基本的には味に数えられることはありません。
4. 新しい味
最近の研究により、脂肪・でんぷん・カルシウムに準ずる味があることも報告されており、「五味」が「六味」になる可能性もおおいにあります。
5. 遺伝・感情・身体と味覚の関係
味の感じ方は人それぞれであり、それらは遺伝・感情・身体の調子にも左右されます。薄い味付けを好む地域に住んでいる人が都会の料理を塩辛いと感じたり、悲しいことがあったときに味を感じなくなったりと様々です。
まとめ
この世界には多種多様な食べ物があり、味も千差万別です。それらの味がどのような化学物質の組成でできているか少し考えてみるのも面白いかもしれませんね。