テストの使い方
こんにちは。
学習塾PLANTの根本です。
ここではテストの「使い方」について解説します。
みなさんはテストをしっかり「使う」ことができていますか?
「テストを受けて、点数や偏差値、順位を確認して終わり」になっている学生さんが多いのですが、それでは非常にもったいない!
そこで、まず、テストを受けることの意義を解説したいと思います。
テストを受けることには、大きく分けて4つの意味があります。
[1]テストまで:テストに向けて勉強する
テストを受けることの1つ目の意義は、そのテストに向けて勉強することです。みなさんも定期テスト前に長時間勉強すると思いますが、そのこと自体にテストを受ける意義があります。
[2]テスト中:受験本番の雰囲気や、試験中ならではのミスを経験できる
テスト中は、普段家で勉強する時には感じられない緊張を感じられるとても良い機会です。受験本番はとても緊張する中、実力を発揮しなければならないのですが、その練習ができます。
また、特に模擬試験では、知らない人ばかりに囲まれた環境のなかで問題を解くという経験ができます。中学高校の6年間でも、このような機会はそれほど多くはないので、積極的に利用するようにしましょう。
[3]テスト後:「周りと比較したときの位置」と「自分自身の理解度」を把握できる
まず、「周りと比較したときの位置」について。これがみなさんがとても興味のあるであろう「偏差値」とか「順位」とか「判定」のことを指します。これらの指標は、現在、自分が同年代の中で、どれくらいのレベルに位置しているのかを教えてくれます。
ただ、試験の結果はもう一つ大切なことを教えてくれます。それは、「どこを間違えたのか」や「何が苦手なのか」という、他者と比較してではなく、自分自身の本当の理解度です。この点も「周りと比較したときの位置」と同様に(もしくはそれ以上に)重要です。なぜなら、ここに君たちが克服すべき内容が示されているからです。
[4]テスト後:できなかった点の克服
「自分自身の理解度」を把握したら、理解度が不足している部分を克服しましょう。この段階をしっかりこなさないと、テストを受ける意義は半減してしまいます。しっかりやり直しをして、「できない」「わからない」が無くなったら、ようやくテストは終了です。
以上のような4つの意義を抑えた上で、どのようにテストを「使え」ば良いのでしょうか。
まず[1]のポイントについては、テストをペースメーカーとして「使う」ことをおすすめします。例えば、長期休暇の途中に模試を申し込んで、そこで良い点を取るために勉強するなどです。
[2]のポイントについては、模試を少し離れた地域で受験するなどして、友達が全然いない環境で試験を受けることをおすすめします。試験中のみならず、休み時間に周りの人が喋っている中一人でいなければならない状況なども経験しておいて損はありません。
[3][4]については、やり直しに尽きます。「わからない」、「できない」を把握するツールとして、また、しっかりと克服して、「わかる」、「できる」に変えてしまうきっかけとしてテストを「使い」ましょう。これを繰り返すことで、学力も向上し、テスト中難しい問題に取り組む時間が増え、テスト中の時間がさらに有意義なものに変化するというような相乗効果も生じます。
このように、テストは、受験前から受験後まで、利用できるポイントづくしです。どうせ受けるなら、有意義な時間となるようにしっかりテストを有効利用しましょう。
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