何のために勉強するのか
こんにちは。
学習塾PLANTの根本です。
今回は、「何のために勉強するのか」についてお話ししようと思います。
そもそも学生の皆さんは何のために勉強する必要があるのでしょうか。
知らなかった知識を身につけるという意味合いや、大学以降の高等教育の土台となるという意味合いなど、様々な意味があります。が、ここでは将来への投資という観点から、勉強をした方が良い理由を説明したいと思います。
生徒たちに「何で勉強するんだろう」と尋ねると、多くの生徒は「テストで点を取るため」とか、「受験に合格するため」と答えます。
これらも正解なのですが、これらの答えをさらにWhy??で繋いでいくと、「いい生活をするため」というところにたどり着きます。
ただ、普段お小遣いで生活している学生の皆さんにとっては、例えば時給1000円のアルバイトもかなり魅力的なものに感じるかもしれません。
また、お金を稼ぐ手段はたくさんあるのにもかかわらず、多くの大人は「勉強しなさい」と言いますよね。
そこで、実際、勉強にはどれくらいの影響力があるのかを具体的な数値を用いて詳しく解説していきたいと思います。
まず、時給1000円のアルバイトを生涯続けたら、どれくらいの収入になるのでしょうか。
簡単に、1日8時間労働、週5日働くと仮定して計算してみると、
1ヶ月で・・・1000円×8時間×22日=17万6000円
1年間で・・・17万6000円×12ヶ月=221万2000円
一生で・・・・221.2万×40年=8448万円
これを見ると、『結構稼げるやん!」と感じるかもしれませんが、大人になった皆さんは生活費というものが必要になります。簡単に計算してみると、
生活費=家賃(6万)+光熱費(1.5万)+ネット・ケータイ代(1万)+食費(3万)+税金(3.5万)=15万円
つまり、1ヶ月あたり、最低でも15万円必要になるのです。単純な差額は2万6千円ですから、少し遊びに行ったり、欲しいものを買うと全く貯金ができないのです。
ここで、高卒、大卒、有名大卒の平均生涯年収(一生で稼ぐお金)を見てみると、
高卒・・・2億4000万
大卒・・・2億8000万
有名大卒・・・3億8000万〜
というように、先ほどと比べるとかなり余裕ができることがはっきりわかると思います。
さらに、有名大学に進学できる人の割合を見てみると、おおよそ5%になっています。
「めちゃくちゃ少ない!」と感じるかもしれません。
そこでプロ野球選手と比較してみると、プロ野球選手になれる確率は0.1%(実際になれる人数/高校野球・大学野球人口)であり、さらに、プロ野球のレギュラーになれる確率ならば0.01%です。
これらと比較すると有名大学に入ることはそこまで難しくないことであり、その他の大学ならばなおさらということがわかると思います。
つまり、勉強することの優れている点は、比較的高い可能性で、高い収入を実現できるという点です。これは多くの人があまり好きではない勉強をがんばって努力したということが評価されるからこその結果です。
では、皆さんが義務教育+高等学校の12年間、学校の授業以外に、平均して1日3時間勉強すると仮定すると、
3時間×365日×12年=13140時間
つまり、およそ13000時間勉強することになります。
これを「平均生涯年収とアルバイトによる生涯年収の差」を用いて時給換算すると、
(3億8000万ー8448万)÷13000時間=2万3000円
(2億8000万ー8448万)÷13000時間=1万5000円
つまり、今1時間勉強することで、将来、1万5千円〜2万3千円得する可能性が高いということです。
これはかなり高い投資効果をもっており、日本一時給が高いと言われるキーエンスの時給が8000円であることをみると分かりやすいと思います。
このように、今勉強することで、将来かなり多くのお金をもらえるようになるという点が、みなさんが勉強するべき理由の一つなのです。
ゲームやスマホなど、たくさんの誘惑が存在する現代ですが、これらを触る1時間を勉強する時間に変えることはかなり割にあった行動なのです。みなさん、ぜひ勉強を頑張ってください。
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