単位というのは往々に、外来語で書かれています。外来語で書かれているということは和名がたいていの場合存在し、単位もその例外ではありません。
例えば「g」で表される「グラム」は「瓦」、ミリグラムは「瓱」、キログラムは「瓩」と表記します。読み方もそれぞれ「ぐらむ」「みりぐらむ」「きろぐらむ」です。
他の例では「m」で表される「メートル」は「米」で表現でき、ミリメートルは「粍」、キロメートルは「粁」と書くことができます。ちなみにcm(センチメートル)は「糎」です。
これを教材に様々なことが勉強できますが、今回は法則性について学んでいきましょう。「グラム」がつく漢字には全て「瓦」がついており、「ミリ」が付く漢字にはどちらも「毛」が、「キロ」が付く漢字にはどちらも「千」が使われています。
これを応用すると、L(リットル)を「立」で表すと分かっていれば、「mL(ミリリットル)」をどう表すか、と質問すれば法則性を学ぶ第一歩になることができるでしょう。
身近なものの予備知識をもっておくと、たくさんの学習のチャンスを作ることができるかもしれませんね。