モチベーション維持の秘訣
たとえば、こんなことはありませんか?
「さあ!勉強頑張ろう!」
なんてふうに意気込んで、ぶ厚い問題集を買ってきました。
しかしながら、その買ってきた参考書を数日は開いて、
少しはやってみたもののそれっきり、なんてこと。
その問題集を買いに行くときや、本屋さんからの帰り道では
「こんなん、一ヶ月もあれば余裕で終わらせられるな~!」と思っていたのに、
現実は、本棚の参考書コレクションの一員に仲間入りさせてしまう始末。
実際に問題集を集めることが趣味になってしまっている生徒を見かけることがあります。
んー。なんでやねん。
気持ちがわからないことはないこの現象ですが、
実は、このモチベーションが長続きしないことには理由があったのです。
今回の記事では、その理由とともに、解決策をお伝えしようと思います。
原因
【未達成のタスクを抱えることは脳にとってストレスである】
どういうことか。
脳の性質として、終わっていない作業が残っているとそれがストレスになってしまうことがあるそうです。
先程の例で考えてみましょう。
前提として、手元にある買ってきたばかりのこの教材を一周を終わらせるまでに目安一ヶ月がかかるとします。
ここで、教材を買ってきたAくんは
「この問題集を一ヶ月で終わらせる!」
と意気込んでいました。
この意気込みは、そのモチベーションの高さを表しているだけではなく
実は
【その参考書を終わらせる】というタスクが1ヶ月間未達成であり続ける
ということでもあったのです。
これは、脳にとってかなりのストレスになってしまうようで、
その【問題集を終わらせる】というタスク自体をなかったことのように
意識から薄れさせてしまうことに繋がってしまうのです。
解決方法
【タスクを細分化する】
これは、タスクの目標設定を
【問題集一冊】ではなく【章ごとに分けて】してしまおうということです。
こうすることによって、各章を終わらせるごとに達成感を得ることができるようになる上、一冊まるごとを目標にして学習しているときのような間延び感が発生しにくくなります。
また、とりあえず始めの一章を終わらせることを目標に取り組み、そしてそれを達成したタイミングが、その教材に取り組んでみた反省や感想を振り返るタイミングにもなります。
このように各章ごとに振り返りの時間を持つことで、
自分の進め方の改善点や進んできた距離、そしてこれから進むべき先の道のりが見えるようになり、今後の進め方がより明確にわかるようになります。
たとえば教材を買って、それを全部をやりきれそうなモチベーション、そしてエネルギーがないようなときにも、まずは一章ごとに「終わらせる」ことで、
そのことによる達成感や、進んでいくことの楽しみが見えるようになるのです。
そのまま気がつくと一冊まるごとを終わっていた、
なんてこともあるかもしれませんよ。
だからこそ、なにかを始めるときには、なるべく小さく目標を設定して
少しずつクリアしてく、そんな方法を取ってみてはいかがでしょうか。
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