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教材の使い方(問題集メイン)

どうも!こんにちは!
学習塾PLANTです!

この記事では、【教材の使い方】についてお話ししていきます。

一言で教材と言っても「教科書」「問題集」あるいは「テスト」など、様々な種類のものがあることに気が付くのではないでしょうか。そしてもちろん、そのどれもが別々の目的を持っているのです。だからこそ、各教材の目的にちゃんと沿って使わないと、意味のある努力ができません。
例えば、野球の素振りに置き換えて考えてみましょう。もしも素振りの練習をする際に、何も考えずにただバットを振っているだけでは手を動かす運動にしかならないということに気が付くでしょうか。本当に意味のある素振り練習は、このようにただ手を動かすのではなく、ピッチャーから投げられたボールを想定しながらバットを振る練習をすることなのです。こうすることによって、動作に意味が生まれ、本番で結果に結びつけることが出来るのです。これが意味のある練習だというわけです。つまり、ここで何が言いたいかというと、素振りのような単調ともいえる練習においても、動作や効果などについて、練習することの意味を意識をすることが必要だいうことです。素振りに際して考えると、「どこに球がきて」「どこで打つか」といったような、動作ひとつひとつの意味に意識を向けて努力できるかというのが野球を上達させる上で大切になっているというわけです。

そこで、私たちはこの「意識」を勉強にも使ってほしいと考えています。勉強と言えば、小学校の一年生のころからなかば強制的にさせられ、努力してきてしまっているため、「あまり意識しなくてもできるもの」だと、「とりあえずやるもの」だと考えてしまう傾向にあるのですが、実はそうではなく、ひとつひとつの教材やひとつひとつの問題には意味があって、その目的に沿って使わないとあまり意味がないものになってしまうのです。だからこそ、皆さんには各教材における、その大まかな目的について知ってもらい、今後の勉強に役立ててもらいたいと思っています。

教材の分類

①教科書/参考書
目的:初めての基礎基本を学ぶため

教科書/参考書と表記しましたが、そのどちらも基礎基本を学ぶためというのが大きな目的になっています。ですが、皆さんには参考書を使うことをお勧めします。なぜなら、学校で使うような教科書をには「生徒が基礎を理解するため」ということだけでなく、「先生が授業で教えやすいため」という側面もあるからです。つまり、実は教科書は学校の先生が解説することを前提にして作られ使われているというのです。そのために、教科書に書いてある説明には、先生の言葉で補う余地が残されている場合もありますので、初めて学習する生徒がひとりで教科書を読んで内容を理解することは必要以上に難しいというわけです。したがって、学校の授業とは別で、学習を進めるのであれば、基礎基本を理解するためには、教科書より詳細な説明が載った参考書を持っておくことをお勧めします。

②問題集
目的:できるようにするため

勘違いされやすいことなのですが、問題集の目的は解くためではないのです。というのも、問題を解いて「はい、おわり!」ではなく、「できる!」という状態を作るために問題集を扱ってください。この時に、わからない問題に関しては、何度でもやり直しをして理解し続けることが必要になります。

③テスト
目的①:(自分の理解度を)確認するため
目的②:(周囲の大人が)評価するため

テストの目的は、理解度を確認するためです。そして理解できていなかった内容を把握することもそのテストの目的なのです。テストといえば、生徒のみなさんを見ていて「100点やったから嬉しい!」や、「平均点より下だったから残念」といったようなことに注目してしまいがちだなと感じることがあります。ですが、そのように点数などのみに目を向けることは、ほとんどといっていいほど意味がないのです。それこそ、大学受験の最後の受験日となると話は別なのですが、それ以外に関していえば、すべての結果は通過点にしかすぎません。つまり、そのような通過点ともいうべき各テストにおいて点数だけを見ることは、ただの自己満足でしかないのです。では、テストをどのように使えばいいかというと、その範囲のなかで、自分が修正するべき箇所、つまり自分ができていない箇所を見つけるために使ってください。これがテストの目的です。

問題集の使い方

①×まず解く 〇まず覚える

みなさんは、問題集をいきなり解いてしまっていたりしませんか?教科書で勉強したからそのまま問題集を解こうとしている人は、かなり効率が悪い勉強をしてしまっています。たとえば、問題集を解こうとしたときに「10分間考えても何も解けなかった」なんてことはありませんか?10分だけでなく、それが20分、30分と続いてしまっている生徒も見かけることがあります。はたして、そんな時間に意味はあるのでしょうか。まず皆さんに理解しておいてほしいことは、机に座っている時間が勉強時間というわけではないということです。勉強時間というのは、学んだ内容を頭に入れ、その上理解し、「できる!」という状況を作った時間のことを指します。つまり、考えて考えて「わからん!」と言っていた時間は勉強時間ではなくただ座っていた時間に他ならないというわけです。そしてそんな無駄な時間はないほうがいいと思いませんか。

だからこそ、勉強の問題集の目的を理解する必要があります。そもそも、問題集に書かれている問題には正解が用意されています。正解が決まっている以上、私たちがまずするべきことは、正解がなにかを知ることなのです。小中高で学習する各科目そのすべてには。正解が用意されています。そのため、答えを知らないまま闇雲に挑戦するということはやめましょう。誰がどのように答えを出しても同じになるものなので、答えを知ってから学習をしていく方が確実に効率がいいのです。なので、まずは答えを知って、覚えることから始めてみてください
そしてその答えを覚えてから、プロセスを理解できているかチェックするためにここで初めて問題を解いていってください。

②覚えるポイント

答えをそのまま暗記するのではなく、解説をみてなぜかを考える。この解説の「なぜ」を解明することが重要です。わからないことや難しい内容を発見したときには「その問題のすべて」ではなく、「この解き方ってなぜこの解き方になるのか」そのことを塾や学校の先生に聞いたり、あるいは参考書を読み合わせたりしながら勉強を進めていきましょう。

③問題集を解く

この手順が終わってからやっと解き始めるようにしてください。「解くな」と言っているわけではありません。覚えてから解いていくのです。そして、この一度自分で解いてみてできなかったことだけをやり直し、もう一度、できるか確認するために問題を解いていく。この流れで学習をすすめることで、「学ぶ」ことができるようになるのです。

④先生に聞く

このような手順を踏みながら、「答えを覚える際にそのプロセスがわからなかったこと」や、「理解できたつもりでも、自分で解いてみた際には出来なかったこと」を先生に聞くようにしましょう。そして、わからなかったことを理解して、それからもう一度問題を解く。こうすることで、何度もやり直していくうちにわからないことがなくなっていきます。

⑤まとめ

覚える→わからないところを聞く→覚えた→確認のために問題を解く→できなかったことを先生に聞く→問題をやり直す

この手順を踏むことで、わからなかったことを定着させながら進めていくことが出来るようになります。そのうえ、わからないまま悩む時間を減らすことが出来るので、かなり早いスピードで学習を繰り返すことが出来るようになっていきます。

覚え方のコツ

覚えるときは、白紙に殴り書きをしながら進めるようにしてください。なぜかというと、私たちの脳には、その動きの限界があるためです。たとえば一問の計算問題であったとしても、解く上で覚えるコトが増えることで、考えられる量が減っていくのです。特に数学の関数などを頭でだけ考えようとしてしまう生徒が多いのですが、まずはグラフを書いてみて覚えるコトを減らし考える量を増やしていく必要があるのです。
また、やり直しをする際には、間違えた問題のみをするようにしてください。一度簡単にできてしまえば、意外とできるまま忘れないことも多いです。だからこそ、できないことを重点的に学習していくことで、理解をあげていくことができるのです。

まとめ

①問題集はできるようにするためが目的。
②まずは「解く」のではなく「覚える」
③答えを覚えるときには、どのようにしてその解答になるのか。その「なぜ
?」を考える。
④わからない問題のみを見直していく

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いかがだったでしょうか。
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