例え話は、何のためにするのでしょうか?
簡単な話ですが、話を分かりやすくするために、物事を別の身近なものに結びつけて、相手が理解しやすいようにするのが目的です。
したがって、例にするものはお互いに知っている事を使って理解できているものにしないといけません。
講師をやっていると、その例え話を生徒さん毎に変更して、理解してくれそうな話、簡単に言い換えると「分かる」話にもっていく必要があるわけです。
最近あった話だと、詩の「脚韻」って何ですか?と聞かれた中学1年生の生徒さんに、
「Creepy Nutsさんの『Bling-Bang-Bang-Born』って知ってる?」と聞いてみたことがあります。
この曲にはラップパートがあり、韻を説明するにはもってこいで、実際それで納得して頂けたようです。
ちなみに、「脚韻」とは文のひと区切りの最後に、同じ音や似た音を重ねることです。
それこそ『Bling-Bang-Bang-Born』の冒頭のラップパートでは「チート、Gifted、荒技、Wanted 禁忌、禁じ手、明らか盲点」という歌いだしですが、
それぞれの句の終わりである「Gifted、Watned、禁じ手、盲点」で「て」で韻を踏んでいます。
このように、わかりやすい例を出すためには、相手の状況だけでなく、年齢ごとの流行も知識として知っておく必要があり、
私たち講師陣も日々勉強が必要だな、と思わされるお話でした!