中学数学の図形の単元で最もつまずきやすい単元の一つに、「相似」があります!
受験でもよく問われやすい単元ですし、普段からよく質問に来る生徒さんもよくいらっしゃいます。
特に、「どことどこが相似なのか」については、見つけるのにある程度の「慣れ」が必要です。
ただし、その「慣れ」の段階に行く前に「理解」することも大切です。
本日は、この「理解」の内容について解説します。
相似な図形を見つけるためには、「相似な図形そのものの性質」を理解しておくと楽になります。
今ここで、すぐに言えますでしょうか?
この答えは
①対応する角の大きさが全て等しく。
②辺の長さの比も全て等しいことです。
たったこれだけですが、無数に問題をつくることができるのは、①の性質を問題の中に簡単に隠しやすいことが理由となっています。
角度の計算は小学生の頃からやってきたように、たくさんの覚えること、テクニック、ギミックなどがあります。
有名なものであれば平行線の同位角・錯角や多角形の内角の和などをイメージするとわかりやすいかもしれません。
そうして出した角度で、もし「同じ大きさの角度」を見つけられたなら、それは相似な図形を作るチャンスかもしれません。
大切なことは、とにかく「同じ大きさの角度」を探すことです!
それさえわかれば、問題演習を通してひたすら練習し、慣れていきましょう。
このように、各単元には「ここだけ理解して!!」というポイントがある場合が少なくありません。
そういったことを先生に質問してくれると、講師陣は嬉しく思います。