3学期学年末テストの時期になりましたね。
2学期のテストでは中間テストよりも期末テストの方が点数の伸びた生徒が多いのですが、
点数が伸びた生徒の特徴をみると
「理解すること」
では決して満足せず
「出来るようになること」
まで頑張り続けた、という共通点があります。
今回はその中の一例を紹介します。
中学3年生のある生徒は、期末テストで
全教科が前回中間テストよりも点数も平均点もアップする
という好成績を収めました。
特に英語においては、1学期から毎回の定期テストで
前回よりも点数も平均点との差もアップする
ということを続けています。
（プライバシー保護のため画像を一部加工しています）
では、この生徒はどのような勉強法を行ったのでしょうか？
実は、今回の期末テスト対策では
関係代名詞の問題を徹底的にやる
ということをしました。
もちろん、これまでのテストでも平均点以上は取れている生徒ですから
「関係代名詞とは何か？」
ということ自体は、一回の授業で
「理解できた」
という状態になります。
しかし、いざ問題を解いてみるとミスが少なくなかったのです。
それでは実際に問題を解くことが
「できる」
状態とは、言えません。
本人もそのことを理解していたので、テスト直前まで徹底的に問題を演習しました。
その過程で本人が
「ミスをしやすい部分」
を洗い出し、それを克服するようにもしました。
また、ミスを減らすために
「大問ごとに見直しをする」
と言ったテクニックも伝えました。
その結果、前回以上の好成績を収めることが出来たのです。
「理解しているはずなのにミスをしてしまう！」
という場合、それはまだ
「できる」
状態になっていない証拠です。
「どうしてミスをしてしまったのだろう？」
「どうすればこのミスを防げるのだろう？」
と考えながら徹底的に演習をすることで、単に
「理解する」
状態から
「できる」
状態までいけるようになります。
学年末テスト対策でも参考にされてください。
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