本日勉強を教えた小学4年生の生徒さんに、「直角」って何?と質問されました。
私たちが普段使っている「直角」という言葉は、辞書的な意味でただ「90°」として認識しているものかもしれませんが、実際には、「紙に線を引いてみて」「その線を半分に割ってみて」「その片方のことだよ」とお話ししました。
実際に、その子は角度の分野は少し苦手気味でしたが、割り算を含む計算自体はよくできていました。
また、一周が360°であることもよく理解してくれていたので、「直線を角度で表すと何度?」「それが180°ならその半分は?」「正解!90°です。これを直角というんですよ」といった様子で、知識を連鎖させるように覚えていただきました。
するとその生徒さんは、「つまり、1周は、直角4個ってこと!?」と答えてくれたのです。大人から見たら当たり前のことでも、自分から気付いて導けたそのプロセスに、講師としてはとても感動しました。
時にはたとえ遠回りだったとしても、知識を知識としてだけでなく、日常の延長線として捉えてみてもいいかもしれませんね。