古文・古典を学ぶ上で、最初の壁となるのが、歴史的仮名遣いです。現代の書き言葉と異なり、今は使わない文字や、実際に発音される言葉とは違う言葉を、まず勉強する必要があります。
歴史的仮名遣いのルールはかなり多くありますが、確実にすべて理解しておく必要がありますが、その前に、歴史的仮名遣いは書くための言葉であることを必ず理解しておきましょう。
よく、歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題の意味が解らない、という質問をいただきますが、この質問は要するに、実際に読むときはどう発音しますか?という問題と同じになってきます。
現代からすると少し難しく書かれている歴史的仮名遣いの分ですが、昔の人もそのままは読んでいない、ということを押さえておきましょう。
少し話が脱線してしまいましたが、本題に戻ります。歴史的仮名遣いには大きく8パターンの区別があります。
①ゐ・ゑ・を→い・え・お
例:ゐたり→いたり こゑ→こえ うを→うお
②ぢ・づ→じ・ず
例:はぢ→はじ みづ→みず
③(言葉の最初以外の)は・ひ・ふ・へ・ほ→あ・い・う・え・お
例:いはく→いわく かひなし→かいなし
④ア段+う・ふ→オ段+う
例:さふ→そう
⑤イ段+う・ふ→イ段+ゅう
例:あやしう→あやしゅう
⑥エ段+う・ふ→イ段+ょう
例:せうゆ→しょうゆ
⑦くわ・ぐわ→か・が
例:くわじ→かじ
⑧む→ん
例:なむ→なん
ちなみに、「行」は50音順でいうところの「横の線」です。「ア行」は、「あ、か、さ、た、な…」エ行は「え、け、せ、て、ね…」といったものを指します。
この歴史的仮名遣いは文章を見ながら読むことが一番の上達への近道です。たくさん読んで覚えていきましょう。
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