中学範囲の公民と、高校範囲の政治・経済の経済分野で出てくる厄介なグラフに、「需要曲線・供給曲線」というものがあります。
この2本の曲線は合わせてよく「需給曲線」と呼ばれ、市場にある商品の価格は、長い目で見れば「均衡価格」と呼ばれる、ある一定の点になるように動いていく、ということが示されています。
このグラフでは、一般に、たてが「価格」、よこが「数量」、2本のグラフは「供給曲線」「需要曲線」と、すこしわかりにくい言葉で書かれています。
そのため、それぞれ何がどれだったかを覚えられていないケースが多発しています。
そのため、言葉をやさしくしてみましょう。
「需要曲線」は必要としている人、つまり「買い手のキモチ」です。
「供給曲線」は需要曲線と対になっているので、「売り手のキモチ」を表しています。
ちなみに、偶然ですが、供給曲線の1画目の「ノ」の形が、そのまま供給曲線の右上がりの形になっています。
「価格」はシンプルにモノの値段です。では、「数量」とは何でしょうか?
正確には異なるのですが、ここでは「買い手が買いたいと思う」または「売り手が売りたいと思う」人の数です。
もちろん、同じ商品なら、買い手はできるだけ安いものを買いたいと思うでしょうし、売り手はできるだけ高く売りたいと考えます。
そのため、値段が安いところに多くの買い手が集まり、それがB’の点になります。B’の点を見ると、確かに価格(=値段)は安いですし、数量(=人数)は多いです。
もちろんこれは逆のことも言えます。値段が高いところには多くの売り手が集まります。
さて、ここで問題です。この「値段が高いところには多くの売り手が集まる」点はどこでしょうか?
正解はC’の点でした。これができれば基礎は完璧でしょう。
一見難しそうな範囲も、少し言葉をやさしくするだけで理解できるようになることは多くあります。色々なところに応用しながら勉強できると良いですね。
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