たまに、生徒さんから、「この問題はミスっただけ」「全部同じ問題のミスだった」と聞くことがあります。
この間あった例で、「一次方程式の計算で多くミスった」と相談にきた生徒の、テストの内容を見せてもらったことがあったのですが、
・移項で符号を間違えた
・文字式の計算で係数が合わなかった
・等式の性質を使って両辺を同じ数で割る時に計算が合わなかった
・正負の数の計算を間違えた
・係数を小数や分数のまま暑かったため、計算ミスをしやすい状態だった
など、一口に「一次方程式のミス」であっても、様々な要因が考えられることがありました。
そして、それをただひとくくりに「計算ミス」で済ますのは、少しナンセンスです。
個の例からわかるように、大きく「どんな問題で間違えたか」も大切ですが、「直接どこで間違えたか」を把握しておけるようになると、今後、より成長しやすくなります。
もちろん、最初から自分の中で全て行うのは難しいので、先生に質問に来てもらうのもよいと思います。
これは、大人の世界で、「問題の切り分け」と呼ばれる手法です。効率的に勉強するには必須のスキルになりますので、できるようになっておくととても便利なものになります。