この度も生徒の皆さんがホワイトボードに色々な学んだことを書いてくれました!
国語の接続詞の使い方や数学の比について、英語の単語、理科の火山岩など色々なことを学んでくれています。
さらにある生徒が大きく書いてくれたのは、地学の内容。
地学の勉強は嫌いな生徒が多いですが、日常の生活にも影響があるので、とても大切な科目です!
ここで生徒が書いてくれたのは、気団について。
まず気団とは何か、テラゴヤプラス様の解説記事から引用します!
気団とは、気温や湿度がほぼ一定である空気のかたまりのことをいいます。
1930年にスウェーデンの気象学者であるトール・ベルシェロンが定義し、分類をおこないました。
なぜ、気団が生まれるのでしょうか?
地球上のあらゆる地域には「高気圧」が発生しています。
高気圧とは、上空から地上に空気が移動し、気圧が高くなっている領域のことです。
この高気圧が、ある地域に滞在して長い間動かないでいると、その地域の気温や湿度の影響を受けて高気圧で覆われている空気も同じような気温や湿度の特徴をもつようになります。
こうして生まれたのが、気団です。
気団は、“どこで発生するか”によって性質が決まります。
(テラゴヤプラス「気団とは?日本周辺の4つの配置や四季との関係をわかりやすく解説【中学理科】」)
要するに、空気はどんな場所でも動くものですが、比較的動きの少ない「空気のかたまり」のようなものがあり、それが気団だということです。
テラゴヤプラス様の記事では中学生の範囲だと書いていますが、ホワイトボードに日本周辺の4つの気団を書いてくれたのは、小学生の生徒です。学習塾プラントでは先取り学習塾をしている生徒は珍しくありません。
さて、日本の本土では季節風の影響もあり「気団」は存在しませんが、日本周囲の4つの気団が日本の本土にも影響を与えています。
それが、小笠原気団に揚子江気団、シベリア気団、オホーツク気団です。
小笠原気団や揚子江気団はどちらも南にある気団で温暖な気団です。小笠原気団は日本の領土である小笠原諸島の周辺で発生しますが、小笠原諸島はほとんどが海ですので湿度の高い気団となっています。
揚子江気団は中国南部の気団で、こちらは大陸の気団なので乾燥しています。
シベリア気団とオホーツク気団は逆に北の気団ですので冷たい気団です。こちらも大陸のシベリア気団が乾燥して、オホーツク海という海の中で発生するオホーツク気団は湿気が高いです。
気団は「空気のかたまり」とかきましたが、空気は空気なので、少しは移動します。
春になると揚子江気団が日本列島の方にも広がるようになり、温暖で乾燥した空気がやってきます。ついでに黄砂もやってきますね。
夏の初めには小笠原気団とオホーツク気団とが強くなります。どちらも湿気の高い気団で、この気団同士がぶつかるときに梅雨が発生します。
梅雨が明けるころには小笠原気団が発達し「高温多湿」の季節になります。秋になると揚子江気団が再び発達します。
そして冬になると冷たくて乾燥しているシベリア気団が発達し、ロシアのあたりから寒い風が吹いてくるのです。
地学や地理の問題は、こうして文字に書くよりも、写真のように地図に書いた方が覚えやすい生徒もいるかと思います!皆様も真似して図に書いてみて下さいね。
なお、テラゴヤプラス様はかつて学習塾PLANTを取材されたこともあるので、最後に紹介させていただきます!
「学習塾PLANT」のコーチング指導の内容とは?塾長インタビュー!
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