こんにちは!
今日の科学実験室のテーマは「磁石」です。
いきなり質問です!
「磁石って何でしょう???」
- S・Nがある
- くっつく
- 地球にS・N極がある
- 砂鉄にくっつく
いろんな意見が出ました!
「この中で磁石にくっつくものはどれでしょう?」
生徒たちが机の上だけでなく、教室中から磁石にくっつくものを探し出してきます。
はさみ ネジ ホワイトボード 色鉛筆のケース オーブン ボールペンの芯
こちらもいろんな意見が出ました!
では、磁石にくっつくものの特徴はなんでしょう?
「鉄!」「金属製!」と元気な声が上がります。
そうですね、磁石にくっつくものは鉄ですね。
実はお札も磁石に反応します。
お札に使われているインクには鉄の粉が使われているので磁石を近づけると少しだけ動きます。半信半疑な子供たちも実際に自分の手で磁石を近づけてみると「やれば分かる」と声をあげ、納得したようです。
実験 弾け飛ぶ磁石
ここで実験してみましょう。
レールの上に鉄球を4つほど並べます。ここに同じ鉄球をぶつけるとどうなるでしょうか?
じつは端っこの鉄球だけ動きます。
では、ここに磁石をつけてみます。
さっきと同じ要領で、新しく付けた磁石に同じ鉄球をぶつけてみます。
すると元の鉄球は弾けたように飛んでいきます
どうしてでしょうか?
磁石が新しい鉄球を引き付ける力を100とします。もともとくっついていた端っこの磁石は磁石から遠いので、それより弱い30の力でくっついています。
100−30で残った70の力で30の力でしかくっついていない端っこの鉄球が飛んでいきます。
工作!磁石で鉄砲を作ろう!
- まずはチューブに磁石を6つずつ入れて、一つにまとめます。それを3つ作ります。
- 次に磁石のチューブ3つをセロテープに並べます。この時に向きに注意しなければいけません。反発する向きに3つ並べます。反発するので思うように動いてくれません。みんな苦労しています。協力して完成させましょう。
- それができたら、3つのチューブが等間隔になるようにアクリルパイプに巻きつけます。
- 玉が反発する方が外側になるようにして、玉を入れます。玉は途中で止まります。パイプの途中で磁石と玉がくっつくからです。
- そしてゆっくり中で止まっている玉を押し出します。すると玉が飛び出ます。パイプの出口のほうでは玉と磁石は反発するので、その力で玉が飛び出ます。
実は磁石を増やすともっと強力になるように改造できます。「もっと強いやつを作るんだ」と息巻いている子も居ました。
家に帰って試してみてね!
今日のポイントは2つ!!
- 磁石はくっつくということ
- 磁石には反発の力がある
でした!
それではありがとうございました。