お笑いコンビサンドウィッチマンの伊達さんが提唱する「ゼロカロリー理論」をご存じでしょうか。これは全ての食べ物がゼロカロリーであることを論理に基づいて提唱したものです。例えば「ドーナツは穴が開いているのでゼロカロリー」などです。
これはもちろんありえないことなのですが、この理論は絶対にありえないからこそ多くの人の笑いを誘います。このような「矛盾だらけ」の言葉について考えることは子どもたちの論理的思考力を鍛えるためにとても重要なことなのです。
物語文の文章題(特に恋愛や友情に関するもの)において、人物の感情を答える問題がとても苦手な方がいらっしゃいますが、多くの場合「普通はこう」と固定化した観念によって間違えてしまうことが多いです。普通ではないからこそ問題になり、行動と感情の矛盾を見つけられなければ正解にたどり着くことは難しいのです。
また、矛盾を見つけるためには日頃から全てのことに「なぜ?」という問いかけをし、因果関係を見つけようとするトレーニングが必須です。しかし、勉強となるとこれをひどく嫌うお子様もいらっしゃいます。ですがお笑いについてのこととなると勉強よりは少しはフランクに取り組むことができるのではないでしょうか。
伊達さんの「ゼロカロリー理論」など、矛盾だらけの言葉のおかしさと面白さについてご家族で考えてみるのも面白いかもしれませんね。