現代の日本においては、マンガやアニメを見ることは普通になってきました。
子どもたちがマンガやアニメに夢中になりまったく勉強しないことに頭を悩ませておられる方もいらっしゃるかもしれません。
学習と遊びのメリハリをつけることはとても大事なことですが、マンガ・アニメ自体が悪いわけではありません。それどころか、それらの中にも漢字や英語の学びが隠されているのです。
例えばマンガで「エターナルフォースブリザード」という技があったとします。
これはeternal=永遠、force=(魔術的な)力、brizard=吹雪という単語を組み合わせたものですが、漫画のキャラクターが猛吹雪の魔法を撃っている姿はビジュアルとして脳に入りやすく、単語帳に英単語と和訳が書いてあるだけのものより鮮明に覚えることができるのです。
その他には「一徹」という名前が出た場合ですが、この「徹」という漢字は「やり通す、貫き通す」という意味があります。この名前と頑固なキャラクターがビジュアルとして結びついたとき、「徹頭徹尾」といった四字熟語は全く知らない状態でも意味を知ることができるのです。
しかし、このようにマンガやアニメから多くの知識を得るには訓練が必要です。そのために一番必要なのは「大人とのコミュニケーション」です。子どもの小さな疑問に答えたり、日常の簡単な言葉についても意味を教えてあげることで、自然と「様々な語句を知識に変えていく」力が身につくのです。
子どもたちがアニメやマンガ、ゲームや日常の小さな事柄からでも様々な知識を身につけられるよう、小さなうちから積極的にコミュニケーションを取ってあげて下さい。