今週も生徒は過不足算をはじめ様々なことを学びました!
中でも覚えてほしいのが、乾電池の直列つなぎと並列つなぎについてです!
1. 並列繋ぎ(Parallel Connection):
乾電池を並列に繋ぐとは、プラス極同士を、マイナス極同士をそれぞれ接続することを指します。
この接続方法では、電流が各電池を通って分岐し、それぞれの電池を通る電流は並列に足し合わされます。
つまり、各電池にかかる電圧は同じですが、電流は各電池で分かれて流れるため、全体の電流は各電池の電流の合計となります。
そのため、並列に繋がれた乾電池の電流は、単体の乾電池の電流よりも大きくなります。
2. 直列繋ぎ(Series Connection):
乾電池を直列に繋ぐとは、複数の乾電池のプラス極とマイナス極を順番に繋ぐことを指します。
この接続方法では、各乾電池を通る電流は直列になり、つまり、一つの電池を通った後に次の電池を通るようになります。
その結果、電流が各乾電池を通る際には、各電池の電流は同じですが、各電池の電圧が加算されるため、全体の電圧は乾電池の数に比例して増加します。
しかし、電流は一定であるため、直列に繋がれた乾電池の電流は、単体の乾電池の電流と同じになります。
要するに、並列に繋ぐと電流が増加し、直列に繋ぐと電圧が増加します。
これらの接続方法は、特定の電圧や電流が必要な場合にそれぞれ使われます。
例えば、高い電流が必要な場合には、乾電池を並列に繋ぐことで必要な電流を確保することができます。
一方、より高い電圧が必要な場合には、乾電池を直列に繋ぐことで必要な電圧を得ることができます。